デスクワークをしていると、同じ姿勢を続けるため肩が凝ります。
今回は肩こりの対処テクニックを、徹底解説していきますよ。
ポイントを細かく解説しているため、施術家は必見です。
動画ではたくさんのパターンでポイントや説明をしていますので
ぜひ、施術の様子をご覧くださいね。
肩こりを対処するときにテクニックは当然必要となりますが、患者さんに症状を上手く説明するための言語化も大切です。
言語化については、こちらをご覧くださいね。
施術のポイントや肩の動きは?施術前の注意点を説明
講師:僧帽筋の深層です。
深層がうつ伏せでちょっとやりづらい。
高さがちょっと、腕の持ち上げ高さが難しい、腕が結構キツイ、腰痛いとかって言う場合は、もう横向きで取っちゃって何ら問題ないです。
指の力より大切なことは?肩の動きで弛緩させる
それで前回も伝えたと思うんですけど、指の力は本当に軽くしといてください。
指の力よりも、この動きを大切にしてください。
これがちゃんと出来ないとちゃんと弛緩しないですから。
これは特に深い人、凝ってる人が角度どうこうの問題ではなく、あんまり上げ過ぎないほうがいいですね。
逆に低いほうがこういう動きがちゃんとつきます。
動きの注意点は?腕の角度を上げすぎないこと
角度を上げ過ぎると、こんな感じになっちゃいます。
このままこういうふうな動きをつけるって言う所を、メインでやっていきましょうか。
これのほうが圧倒的に楽です。
施術の様子を紹介
まずは腕橈骨筋です。
それで手を屈曲させる。
カポッとはめてみて、ちょっとまだわかりづらいな境目どこだろうなって分かりづらかったら角度をもうちょっと入れてもいいです。
1つ目は?鍵状のピンチングで軽く動かす
それでこのままこういう鍵状のピンチングでこういうふうに、動かします。
チョンチョンチョン、手の動きはこんな感じにはならないです。
本当にこれぐらい。
2つ目は?伸展したら引っ張りながら上げる
それで二つ目がこの腕橈骨筋の外側ですね。
窪みがあるのでそこに拇指を置いて、手をここで回外させる。
ここでもう一回皆さんちゃんとこれも手順として、伸展したら引っ張りながら上げていきます。
引っ張った所から、引く引く引くって言う感じです。
3つ目は?軽くつまんでスライドさせる
腕橈骨筋のピンチングです。
グーッと。
「あー、つまめなさそう。ツルンといっちゃいそうー」ぐらいです。
ブドウの皮がむにゅっとめくれる手前です。
「あー、ヤバイヤバイヤバイ」って言う所です。
これをガバッてつまんでも、これ何も感じない。
これを若干ちょっとこれズラしていって、ちょっとこういうふうにグニュグニュさせてスライドさせてもいいです。
自分の腕橈骨筋を使っても出来ますから、感覚として。
グーッとつまんでピンチングよりかは、ちょっと手前に持ってきたほうが確実に筋膜が捉えられます。
良い筋肉の状態・筋膜の状態ってどこでもピンチング出来る事です。
4つ目は?捩って、回外させて、締める
次に四つ目が締めます。
捩って、回外させて、締める。
手首元々固いのかもしれないね。
手首が固くて上手くできない場合は?
そういった人には、この指の間、手を突っ込んでもらって、それで下はさっきの鍵状のピンチングみたいな感じです。
ここで一回ピンチした状態で上下に動かす。
ズレてるから相当痛いと思います。
?(女性):痛いー。
講師:これがやりづらいなと思ったら、突っ込んでください。
指が入る所まで入れて、そこでこれ、ピンチングの事ピンチって言うんです。
ここから動かす。
チョンチョンチョンチョン。
使いすぎかもしれないね。
節の筋膜が癒着してる?ボテッとしたところ取る
あとはこういう節の部分。
?(女性):あっ、痛い。
講師:節の部分がボテッとしてる。
これはよく足とかでもやるんですけど、中手骨の。
だからこういう節もそうですよ。
こういう親指の節も、要は指が使えてない人って、結構いくじゃないですか?
これも骨に当てる感じで、節についてる付着、筋膜。
?(女性):えー、節なんて。
パソコン・デスクワークやってる人とか、今やってます?
?(女性):いや、やってないです。
講師:やってないですね。
ここはだからちょっとここに引っかけて、ここで補助をする感じ。
パーしてもらった時に手がちゃんと開かない人は駄目ですよ。
親指がこう開かないとか、結構そういう人いっぱいいますから、手もちゃんと見てやってください。
それでこのまま締める。
仕上げはきつく締める
講師:それで肘の所にかけて、多分これのほうが絞りやすいです。
ギューッと締めて、最後にキュッキュッて。
最後ビンを締めるような感じでキュッキュッキュッ。
誰にも開けさせないぐらいの感じで、キュッキュッキューって感じ。
深層はどうやって動かすの?角度に注意してガンガン動かす
それで深層は、左指は本当置くだけです。
置いて角度を開きすぎない。
面白いぐらい、ガンガン動かす。
それでこれ指に力入っちゃうといかないんですよ。
だから指は本当に置くだけ、軽く添えるだけです。
指趾はちょっとこういうふうに支えて、それでこれは押し込んでから押す、押す、押す、押す。
本当これぐらい動かしてください、この動きが大切です。
指の力なんて本当にいらなくて、ゼロでもいいぐらいです。
はい、いいですか?
そしたら次行きましょうか。
?(女性):ありがとうございます。
患者さんの立場で症状が伝えられていますか?正しく言語化することで自信が付く
治療家として成長するにあたってテクニックが分かってても、これをどう説明するのとか、やっぱり言葉にすると難しいんです。
自分なりにこうなんだと思ってても、それを言葉に言語化するって非常に難しいです。
その言語化ができることで、非常に自信が付きます。
言語化の重要性が気になる方は、こちらもご覧くださいね。
動画時間:20分44秒