肩関節周囲炎の痛みを取る方法

肩を上げると痛い、回すと痛いとき、治すにはどうしたら良いの?筋肉を揉むなどしても治らないといった悩みを抱えている方は多いです。

身体も年を取ることで肩こり、四十肩、五十肩の症状により、痛みを緩和するにはどうすれば?期間はいつ治るの?と思うでしょう。

四十肩(五十肩)で肩を温める、冷やすなどの変化で痛みが和らぐかもしれませんが根本的な解決はしていません。

肩痛の治療で困っている人いませんか?必見ですよ。
肩関節周囲炎の痛みの原因となる動きと、痛みの種類についてお話ししますね。

この記事のポイント

重要なことは、痛みの種類の見極め方です。
痛みの原因を知ることで、施術ができますからね。

詳しくご紹介しますので、ぜひご覧くださいね。

肩関節周囲炎と石灰化の原因について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

今日は肩痛をやっていこうと思います。
膝と一緒で、肩痛も使いすぎか使わなすぎかという話で持っていこうと思います。

動きでいうと、結局こういう動き。

肩痛の動き ラセンとアウトサイドライン

 

これが、ラセン。
こう上げるときに引っかかる、もしくはあいたたたっていう感じです。
これがラセンです。
で、アウトサイドが、こういう引いたときに、あいてててっていう。

 

もしくは、こういう伸展のときに、いたってなったケースは、アウトサイドラインに関係性が強いと。

肩の動きや痛みの種類

 

別のお話で真性の五十肩って話だったんですけど。
あれはもうおそらく、どっちもどの動きもだめです。
何やっても、あいたたた、いたたたとか。
こういう方はもう、だいたい6ヶ月から8ヶ月ぐらいかかりますよというお話でした。

その部分から痛みが治まってくるんで、それまではどんどん痛みは強くなっていきますっていう話を前提にしておかないと、あそこに行っても肩治らないって言われても、そんなの治せないものなんで。
そこを追ってもしょうがないですから。

ちょっと動かして痛いっていうね。
こう、いたたたた。
これぐらいは全然治ります。

よくなります。

肩の動き「螺旋(ラセン)」

 

いわゆる、ラセン、結髪動作。
髪洗ったりとか、こういうふうに、こういう動きっていうのがラセンです。

肩の動き「サイドライン」

 

結滞動作、帯を結ぶ動き。
下着のこう、女性とか、着けるときのこういう動きで痛いとか、できないっていうのは、これサイドラインです。

そこの見極めも、たぶんどちらかの症状を言ってくると思います。
髪洗ったりするのがきついですとか、後ろにエプロン結ぶのがきついですとか、下着着けるのがつらいですっていうケースは、サイドラインをちょっと見ていただければと思います。

もちろん、肩こりが一番症状的には、肩痛では多いと思います。
肩こりが併発してるケースも多いので、肩こりでなかなか変わらないっていう方は、こういう肩の動きってのをしっかり、まず見てみてください。
だいたい首だけしか見ない人がいるんですけど、肩もちょっと、動き見たほうがいいですね。
どうなってるのか。

ラセンラインとサイドラインの見極め方

この方からまたやっていきましょうか。

まずちょっと座っていただいて。
さっき言ったチェック方法は、このままこうやって上げていく。


この動きと引く動き。


で、この方の場合は、上にはいきやすいけど引く動きはいきづらいと。

ここまできて、ここでなんかおかしいとか、痛いとかっていったら、これはもう広背筋が働きがかかってるんで、これサイドラインです。


ここまでくれば。
ここ、もう一歩なんだけどって。
これサイドラインです。

ここでもうおかしいですから。
ラセンラインの人は。
で、引く動きっていうのはもう、この方はかなり引っかかるので、サイドラインで動きを変えたいなと思います。

肩、肘、手首の関節は三位一体

これを右肩上でいきましょうか。
膝の部分でもそうなんですけど、三位一体。
結局関節、膝だったら股関節、膝、足首と。
この3つの動きが伴わないと、やっぱり痛みがどっかに出てきたりとか。

これ肩も一緒です。
肩、肘、あと手首。
ここがどっかがおかしければ、もちろん肩の影響が出てくるので。
一概に肩だけっていう部分っていうのは、排除していただいて。
ちゃんと手首とかも見ます。
手首も、回外できるのか、伸展できるのか。


この場合は、この動きが、背屈がちょっと苦手なのかなと。

前腕締め

これもよくやる前腕締め。
ぐーっと締めてから、手をぐーっと返して、締めてく。
ぐっと。


別のお話でやった、腕橈骨筋。
あれをやったあとに、この締めてもいいですね、腕。
ぐーっと。
もしくは、この指のこういう股とかですね。
サイドラインの人はここです。
こうやってぐーっと、ちょっととると。

 

あとは結局、こういう指もそうなんですけど、結構これがぐーっと締まるケース。
締まってるものをさらに締めます。
これどういうふうにやるかというと、これもう完全に、手をなるだけ開いた状態で持って、このままぐーっと締めます。
ぐーっと。


で、パッと離す。

一緒ですね、どこの考え方も。
締まってるものは締めて広げると。
ぐーっと引っ張ると。
とくにこう、背屈しづらい方とかっていうのも、これだけができればもう変わります。
これだけで、だいぶ動きはよくなってきますね。

二頭筋と上腕筋

2つめ、二頭筋。
二頭筋は、これもベーシックであるんですけど。
どちらかといえば、二頭筋よりも、その下の上腕筋。
こっちのほうが影響受けやすいので、なるだけ沈めます。
ぐーっと。


沈めて、二頭筋と上腕筋の癒着を剥がすと。
沈めて。

これもみなさんよくやりがちなんですけど、押させてすぐこうやって動かすんですよ。
これだと全然沈んでないですから。
ぐーっと沈んで、こう、潰した状態ですね。
潰して動かす。
動かすっていう感じです。

三角筋

3つめ三角筋。
三角筋は、正直6方向のどの動きにも、三角筋って全部関与するので。
ここの三角筋もしっかりとります。
三角筋のまず、前部中部がサイドラインです。
後部だけがラセンラインになります。

三角筋の前部線維。
これは、三角筋の部分と、あと大胸筋の付着部の、こういう癒着を剥がす。
このまま捻る。

 


捻る。
捻る。
こういう動きですね。
ちょっとあとでみなさんに受けてもらうんで。
捻ると。

で、もう1つ。
中部線維は、手をこういうふうに持っていただいて。


肘が肩よりも上にきます。


こっから、上下に動かすと。

 

鳥口腕筋

4つめ。
これもね、ちょっと新しいテクニックなんですけど、烏口腕筋。
烏口腕筋は、ちょうどこの隙間にあるんですよ。


ここに。
こいつも、とり方としては、ここに沈めてから、三角筋と同じようなやり方です。

ちょっと最終的に残るなとかいう方、結構この烏口腕筋が残ってたりするんですけど。
すごいちっちゃい筋肉なんですけど、これも結構ね、残っていたりするケースです。

だいぶいいですね。
あとは、この動きっていうのは、もう僧帽筋ももちろん絡んでくるんで、僧帽筋もまずはしっかりとると。


肩関節だと、サイドラインだと、この4つですかね。
これをまずしっかり押さえていただくと。

次にラセンライン。
ラセンラインはこういう動きですね。


この方のこの肩に関しては、いかない。
これラセンかなと思いきや、これはもう完全に引っかかってるということで、この広背筋ですから。
これはだから、騙されやすい部分なんですけど。

肩の痛みの原因は?肩関節周囲炎と石灰化

一般の方向けに肩関節周囲炎と石灰化についての違いを解説しています。

肩関節周囲炎は、肩を動かす部分が炎症を起こしてしまうのが原因です。
石灰化は、筋肉の負傷した部分から血液中のカルシウムが漏れて固まったことが原因で、かなり痛いんですよ。

それぞれの症状を治療をしないとどうなるのか?また治療法についてご紹介しますね。

詳しくはこちらの記事を見てください。

まとめ

この見分けも、みなさんだから、やるときは絶対確認してください。
肩はこういうチェックをするだけですから。
ここの動きだったら、広背筋が絡んでるなとか。
たぶんやってみていけばわかると思うので。
これでおかしいなと思って、たぶんラセンされてもなんにも変わんないですから。
これはたぶん広背筋をとらなきゃだめです。
いいですか。

動画時間:8分10秒

その2はこちら。
動画時間:4分21秒



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