急性期のこんな症状でお悩みの方はいませんか?
- 狭窄症
- ぎっくり腰
- 寝違い
「狭窄症」にはハムストリングス、「ぎっくり腰」には腹直筋、「寝違い」には腕へのアプローチが有効的です。
SP Systemの臨床セミナーで行った、これらの痛みを一発で解消するテクニックを紹介します。
脊柱管狭窄症が一発で解消?ハムストリングスへのアプローチ法
脊柱管狭窄症には、半腱半膜とハムストリングスを狙ってください。
太ももの前の部分を使いすぎていて、後ろ側(ハムストリングス)が弱ってる人にアプローチすることで大腰筋が動くようになってきます。
アプローチの仕方は、
- 半径反膜と大腿二頭筋の間に膝をズボッと入れる
- 患者さんの膝を持って手前に引く
これをやることで、間接的に大腰筋に効いてきます。
ぎっくり腰に有効的なのはお腹?横になれなくても行えるテクニック
ぎっくり腰の患者さんが横になれない場合にできる、座位で行うアプローチの仕方を解説します。
狙うのは腹直筋で、へその指3本分横にずらしたあたりに癒着がある部分を擦ります。
お腹は、自律神経が豊富な部分で、お腹をさするだけでぎっくり腰が治る人も多いのです。
ぎっくり腰のアプローチ法を解説します。
- 背中に手を当ててサポートします。
- へそから横に指3本分動かしたところに指を当て、グーっと沈めます。
- 腹直筋を内側に向かって横にこすり癒着をはがしていきます。
急性期にはお腹をさするだけでも効果がありますが、さらにへその部分にも右と左両方アプローチすると良いです。
人それぞれで、へそに近いところ、もしくは少し離れたところに癒着している人もいます。
なのでどちらにもアプローチすると良いでしょう。
寝違えなのに腕にアプローチ?一発解消テクニック
次に、寝違いのアプローチのやり方を解説します。
- 親指と中指で橈骨と尺骨を締める
- 手を回外(外側に回わす)する
場所の目安は、腕の一番膨らんでるところです。
質問が2つありましたのでお答えします。
Q1、回りにくい腕の方をやるの?
両腕を持ってみて癒着が多い方の片側だけで良いです。
Q2、そもそもこのアプローチは軽減なのか?それとも治るのか?
治る人もいます。
寝違いは、腕の問題で首がおかしくなっている場合があります。
高ぶってる神経を鎮めることで痛みが軽減します。
SP System臨床セミナーでの「狭窄症・ぎっくり腰・寝違え」治療テクニックのまとめ
いかがでしたか?
今回は臨床セミナーで行った、急性期に役立つ3つのアプローチ方法を解説しました。
脊柱管狭窄症は、太ももの前側を使いすぎているので後ろ側が弱っています。
なのでハムストリングスにアプローチをします。
ぎっくり腰は、自律神経が豊富なお腹をさするだけで治る人も多いのですが、さらに腹直筋を内側に向かってこすり、癒着をはがしていくと良いです。
寝違いは、たかぶってる神経を鎮めることで治りますので、癒着の多い方の腕にアプローチします。
是非やってみてください。
動画時間:3分10秒