スポーツが原因で手首と肘の痛み改善するには?背中から腕の痛みを治療

実際に治療した女性のお話しをします。

スポーツで手首や肘を痛めてしまった場合、どこを治療すれば良いでしょうか?
チェックしたところ腕橈骨筋に問題がありました。

この記事のポイント

でも、実は腕橈骨筋をアプローチしても問題解決ができません。
ではどうしたら良いでしょうか?

肩甲骨の動きに制限があり、実は広背筋に問題がありました。
広背筋にたどり着いた経緯をご紹介しますね。

ご紹介する女性については、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

こんにちは、土信田式筋膜治療の土信田です。
今回も動画をご覧頂きましてありがとうございます。

臨床に沿ったお話をしたいと思います。

スポーツが趣味の女性で手首と肘の痛みの原因は?

67-01_スポーツが趣味の女性で手首と肘の痛みの原因は?

40代の女性でゴルフやボウリングのスポーツをやっていて、手首や肘が痛いと。
生理痛もあってそれが原因で腰痛も引き起こされている方がいました。

この方が実際にどのように改善したかをお話しします。

手首の痛みは?腕橈骨筋が原因だった

67-02_手首や肘の痛みは腕橈骨筋が問題のケースでした

手首や肘の痛みが出ていて、いわゆる外側上顆炎だったりします。
ゴルフやってるのに何で外側なのかというと、腕橈骨筋が問題で出ていたケースでした。

ゴルフなのにテニス肘になってしまったかは別箇でお話ししますね。

肘の痛みの原因になる腕橈骨筋は、手首の痛みも出ていました。
では、この腕橈骨筋をアプローチしたところで、変化はほぼ無い。

でも痛いのは間違いなく腕橈骨筋で、触れるだけでも痛い状態ですが、腕橈骨筋のアプローチに加えて考えなければいけないことがあります。

肘や手首の痛みの問題は?肩関節にある

67-03_肘とか手首の痛みがあるときは肩関節の問題がある

特に肘とか手首の痛みが出ているときは、間違いなく肩関節の問題があるんですよ。
それは肘、肩、手首の三位一体ですね。

これが連動して動くんですが、肩の動きが悪くなってきているところで、肘や手首に問題が出てしまう。

この女性はもともと肩の痛みが出ていて、ほっといて治ってしまったそうです。
根本的に治さなければならないのは、肩に隠されています。

肩の動きを診た結果?肩甲骨の動きに制限があった

67-04_診ると肩甲骨に動きの制限がかかっていた

診ると肩甲骨に動きの制限がかかっていました。

では肩甲骨の動きを妨げているところで、ローテーターカフ。
インナーマッスルの4つの筋肉「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」の問題かと思ったら、インナーではなくアウターの筋肉でした。

肩甲骨の動きを妨げていたのは?広背筋だった

67-05_肩甲骨の動きを妨げているのは「広背筋」

答えを先に言うと「広背筋」です。

広背筋は脇のところまで、上腕骨にへばりついていて、骨盤からスタートしています。

実は骨盤の歪みから肩の痛みが出ていて、広背筋から手首の痛みまで出ているというケース。
さっきの腕橈骨筋ですね。

これはちょっと筋膜の繋がりにもなるんですけれども、外側の筋膜の繋がりから広背筋から肘手首の痛みまで繋がっていた。

上腕骨の問題が出てきているということは、少なからず肩への負担は出ていているいるんです。

たったこれだけ?肩甲骨の動きを制限していた広背筋の影響部分

67-06_肩甲骨はここ部分だけ、広背筋が悪さをして肩の動き制限していた

肩甲骨の問題って下の部分ここでですよ、ここだけ引っかかっているのにも関わらずこの広背筋が悪さをしていて、肩の動き制限していました。

広背筋は大きな筋肉ですから、広背筋の問題を解決することが何よりも最優先だということでした。

  • 肩甲骨の動きを止めている
  • そこから肩の動きが悪くなってる
  • それが原因で肘、手首の痛みになる

生理痛の部分は別で動画撮りますけど、元々あった生理痛からの腰痛を考えると、特に骨盤の内部ですね。
子宮のあるところの歪みや不調があった場合は、生理不順や生理痛が起こったりして、腰の痛みが出たりします。

もともと骨盤の歪みが原因?その歪みを改善するために広背筋をアプローチした

67-07_骨盤の歪みがあり、歪みを解決するため広背筋を重点的にアプローチ

そもそも骨盤の歪みが最初にあったのもあるので、骨盤の問題を解決するために特にこの広背筋のアプローチを重点的に行い改善に至ったという経緯です。

手首や肘の痛い原因のまとめ

スポーツやってる方は広背筋をかなり疲労しますし、日常生活でもこうだき抱えたり、介護をやられてる方は重い荷物を背中で請け負う形の仕事をしている方は「広背筋」に負担がかかりやすくなる。

この広背筋は大きな筋肉ですから、本当に負担がすごく出やすいんですよ。
広背筋へのアプローチっていうのは、絶対に見逃せない。

特になぜそうなったか?なぜ広背筋に負担がかかって、なぜ広背筋から肘から手首まで影響しているかと言うと、広背筋は腕にまで付いているのが分かりました。

広背筋のアプローチは?骨盤から手首、肘と繋がりを考えないと解決に至らない

67-08_広背筋は骨盤から手首、肘と繋がりを考えないと解決に至らない

ぜひこういった部分から皆さん広背筋のアプローチは、骨盤の問題から最終的には手首、肘と非常に遠い考え方ですけれども、連動的だったりとか繋がりを考えていかないと解決に至らないケースがあります。
皆さんも今回の臨床を取り入れて、考えて頂きたいと思います。

似たような症例は、皆さんもあると思いますので、今回の一件を入れながら新しい考え方を入れて頂いても良いかな?と思います。

そんな感じで今回動画を終了したいと思います。
また皆さんお会いしましょう!さよなら!

「スポーツのやり過ぎでゴルフ肘や腱鞘炎の女性」が治療した内容

こちらのお客様の趣味は「ゴルフやボウリング」でした。
体を動かすことが好きな方なので、体の負担を顧みず趣味を優先してしまった結果、筋肉の疲労が蓄積されて「ゴルフ肘」と「腱鞘炎」になってしまいました。
疲労の解消ができずにスポーツを続けてしまった結果ですね。

施術内容を紹介していますので、ぜひこの記事もご覧くださいね。

動画時間:7分52分



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