顎関節症はどんな人がなるのかご存知ですか?
噛み合わせが悪い方は注意が必要ですよ。
今回は顎関節症の治療法とセルフケアをご紹介しますね。
噛み合わせが原因で体の別の部分に影響が現れることもあります。
アプローチする6つのポイントは施術で使えるものですので、ぜひ参考にしてみて下さい。
詳しい動きや解説は動画もご覧くださいね。
顎関節症を治療するには?6つのアプローチを紹介
今回は「顎関節症」の治療に重要な6つのアプローチ方法をご説明します。
- 側頭筋
- 顎関節
- 下顎角
- 咬筋
- オトガイ
- 顎二腹筋
アプローチの順番に沿ってご紹介しますね。
始めにアプローチする部分は?側頭筋
側頭筋を捉えてから、回すようにアプローチします。
噛む筋肉なので、顎関節に負担がかかりやすい筋肉になります。
顎関節は直接アプローチ
顎関節は口が開かない方や普段噛みしめている方にとても有効な部分です。
顎関節は不安定な部分なため、下顎が奥側にグッと入ってしまっていたりしているため、直接アプローチをしていきます。
耳の穴の前にグーッと沈めていくような形で、靭帯にアプローチします。
下顎角は脳梗塞のサイン?
顎のラインでだと耳たぶから指三本分程、下にあります。
この隙間に人差し指をグッと押し込んでいくアプローチですね。
下顎の隙間は動脈や静脈などの血管がたくさん通っているため、ここが詰まってしまうと脳梗塞の恐れがあります!
普段肩こりがあって、肩こりを感じていない方が下顎角が詰まってしまっていると、危険なサインだと覚えておいたください。
咬筋は噛む筋肉!噛みしめや顎関節症の方は固まっている
噛む筋肉になる咬筋にアプローチします。
噛みしめている方だと咬筋が癒着してしまい、固まって強張っている状態です。
セルフケアをする場合は、三本の指を使って押さえて円を描くように10回程行うと咬筋が緩んできます。
顎関節症の方にとても有効な方法です。
顎の状態が悪い場合は?オトガイをアプローチ
狙うポイントは広頚筋の付着部が下顎になります。
下顎のところがオトガイになりますが、顎の状態が悪かったり普段噛みしめている方だと分厚くなってしまいます。
動きづらいためしっかりアプローチすることで、顎関節症や普段噛みしめている方、首の前が突っ張る、飲み込みにくい方にはオトガイを狙っていくととても有効的ですよ。
顎二腹筋は?顎の先端にある左右の筋肉
下顎の部分ですけど、狙うポイントとしては下顎の先端の部分ですね。
この付着部をアプローチしますが、左右にあります。
人差し指で捉えたら、ピンと弾くようにしてアプローチすると良いです。
この筋肉も口を閉じる筋肉になりますんで、噛みしめて顎関節症を起こしている方には顎二腹筋を取ると、下顎の隙間が詰まってしまっている部分がすっきり抜けてきます。
脳梗塞のリスクも減る、魔法のポイントになるので、顎二腹筋もしっかりと調整してあげたいなと思います。
顎関節症が原因?長年の腰痛が原因で痛みで前屈みができない女性を治療
実際に施術をした女性をご紹介しますね。
若い頃から腰痛に悩んでおり、長年の腰痛が悪化した結果、前屈みになると痛みがありました。
整骨院でマッサージ、骨格矯正、電気治療、鍼とありとあらゆる治療を受けても全く改善されませんでした。
腰痛の他に頭痛にも悩まされていたため、体に悪いと思いつつも痛くなる前に頭痛薬を服用。
頭痛薬がお守りのような状態でした。
そんな状態でしたが、原因はなんと顎関節症だったのです!
この女性の治療については、こちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
顎関節症のまとめ
今回6つのポイントをお伝えしましたけど、こちらをやって頂くにあたり最後に確認して頂きたい部分があります。
最初にやった側頭筋が、顎関節症の方や普段噛みしめている方の最後の確認ポイントになります。
一番最初に側頭筋の動きが悪かったり固かったり、確認した上で6つのポイントを行いますが、最後に側頭筋を確認して動いている感覚があれば顎関節症の調整ができたことになります。
顎関節症に対するアプローチ、噛みしめに対するアプローチをご紹介しました。
次回もまたお会いしましょう!さよなら!
動画時間:8分9秒