腰痛に特化した梨状筋の調整方法

この記事のポイント

腰痛のあなたに知っていただきたい!
あなたは腰を使いすぎですか?使わなすぎですか?
それによってタイプが違うため、対処する方法も変わってきます。

いちばん大切なのは梨状筋へアプローチ。
施術の流れと注意点をご紹介しますので、知っていただきたいです。

詳しい動きは、ぜひ動画をみて確認してくださいね。

こんにちは。筋膜グリッピング関東支部のドシダユウスケと申します。
記事をご覧いただきありがとうございます。
本日も、使える臨床シリーズということで、記事をお送りしていきたいと思います。

今回は腰痛に特化した梨状筋の調整方法のお話をしていきたいと思います。

バック・アウトサイド型

これももちろん、肩こりと腰痛っていったら、一番多い症状だと思うんですけど。
バック・アウトサイド型。
これは、どちらかといえばスポーツやってる人とか、やりたての人とかっていうのが、どんどんどんどん疲れてくると、外側に出てきたりもするんで。
そういうスポーツケアでも、このバック・アウトサイド型っていうのは、使えると思います。
とくにスポーツしてる人っていうのも、むくみが出たりとかっていうポイントがあるんで。
そういう部分でこの、3番めの膝窩を調整かけると。

基本的に膝窩はラセンだがバックでも取れる

一応基本的に、自分が思うに膝窩に関しては、ラセンだと思ってるんですよ。
うつ伏せでバックをとる膝窩と、ラセンでとる膝窩って、ちょっと出方が違うのかなとも思うんですけど。
始めに冒頭で話した、あれサイドラインに出てて、サイドライン、よし、今日はこれを攻めようと思って変わらないケース。
バックライン。
いまから見ていきますけど。
そういう方って、この膝窩で一気にガラッと変わります。
ここをやっただけで、一気に外側の張りが抜けるケースもあるんで。
ちょっとそれも今日、どなたかいたら、ちょっとその変化を見たいなと思います。

いちばん大切なポイント:梨状筋

基本的に、このバック・アウトサイド型の、一番大切なポイントっていうのは、この梨状筋。
これスイッチングポイントです。
ベーシックポイントじゃなくて、スイッチングポイント。
なので、ちょっとここの流れに沿って、ちょっとやっていきたいなと思います。
基本的にこの人も、実証型のタイプ。

使いすぎはバック・アウトサイド型。使わなさす過ぎはラセンフロント型

使いすぎだったりとかも、バック・アウトサイド型は、使いすぎだと思ってください。
逆にラセンフロント型っていうのは、使わなさすぎのタイプ。
老人だったりとか。
ご老人の方とか、筋力のない女性の方とかっていう意味合いで覚えてもらえればいいと思いますんで。では早速いきましょう。

施術時間が短いときは一箇所だけで取らないと時間がなくなる

うつ伏せでいいですか。
基本的に、腰痛だけじゃなくて、さっきの肩こりもそうなんですけど。
ただまあほんとに、施述時間が5分とか10分しかない方っていうのは、さっきの、まあ肩こりだったら、1箇所だけでポッていっちゃわないと、たぶん時間がなくなっちゃうと思うんで。
ただ、基本的に私考える中だと、足をしっかりとらないと、上の状態ってとれないと思うんですよ。
いわゆる家でいうと、土台の部分だったりとか。
足って、足からの影響って、もろに上に波及するんで。
なんなら、ここを調整してから、こういう部分を見たりとかしても全然いいと思うんで。
さっきちょっと肩こりやらなかったんですけど。

座ったときの僧帽筋上部の張りを確認して実証型か虚証型か見分ける

まず座ったときの僧帽筋上部の張り、確認して。これ一番、実証型か虚証型って見分けるポイントなんですけど。
あと寝たときに、もう1回つまんでいただいて。


これが、張りが抜けてればラセンです。
これが、同じような状況だと、重力を感じなくても、まだ張ってるっていう感じになると、これは実証型っていう考え方でもいいです。
だからラセンかサイドか見極める方法っていろいろあるんで。
そういうのもちょっと、細々教えていこうと思うんですけど。

バック・アウトサイド型の基本、大腿二頭筋

ではまず、このバック・アウトサイド型の基本的なところ、大腿二頭筋。
これいきます。
まあ座ります。
座る位置も、やっぱり結構みなさん多いのが、こう横に向いてやりがちだったり。

あとうちのスタッフでも多かったんですけど、こうやるんですよね。


当てよう、当てようとして。
こうしたらやっぱりスタッフも手が痛くなってると。


そりゃそうだろうと。
こんな状態で力なんか入れたら、もちろん手首おかしくなっちゃいますから。
角度は絶対的に45度。


直接に、上からぐっと押すグリップってないですから。
絶対こう、こういうふうな角度でとってください。
で、下から上に、ぐーっと遊びをとります。


これであと追いパターン。
置いてすぐ振る。
これだめ。
上っ面だけで全然筋膜あたんないですから。
まずはしっかり、上に遊びをとって沈めていく。
感覚でいいです。
感覚というか、イメージだけでいいですから。
当たったと思った感覚が出たら、動かしましょう。
これもなるだけ、外側に振る、振る。


置いて、沈んで、よし、いま筋膜と思ったら動かします。
みなさん焦って、もうこうやってやるんですね。
こうやって。
これ全然、なんも感じないですよね。
ただ上っ面、皮を動かされてるだけってなっちゃうので。
皮、皮膚を通り越して、筋膜にちゃんと当たった感覚から動かす。
ほんとに、ここまで動かす感じです。
ここやっちゃえば、ここも正直抜けたりもするんでね。
だからそういうところで、ここかなり重要なポイント。

大腿二頭筋と外側広筋の癒着をはがす

次に2つめ。大腿二頭筋と、外側広筋の癒着を剥がすと。
こういったときに、外側に張り強いなと思ったら、このまま外側に捻って。
さっきの角度よりも、ちょっときつい角度にします。
で、大腿二頭筋と外側広筋あるんですけど、そこの中間の部分。
溝があります。そこに、まず母指置きます。
母指置いて、四指で集めていきます。あとは振るだけ。


これ、母指思いっきり力入れてやっちゃうと、痛いですよね。
これはちょっと扱きになっちゃうんで。
置いて、集めてくる。
振るだけです。
これだけで剥がれます。
とくにスポーツやった直後の方とかっていうのは、こういところに癒着がかなり強いんで、動かすだけでいいです。
置いて、動かすだけ。

膝窩

3つめ。これがさっき言った、膝窩ですね。
膝窩に関しては、足をさっきの二頭筋の形に戻していただいて、ちょっとこっちに倒します。


足を若干内に入れていきます。
ちょうど膝窩って、ほんとに真裏じゃないですか。
真裏じゃなくて、ちょっと下なんですね。
ちょっとあとで、これ体験してもらいますけど。
ここには何もないです。ここにあります。
この方も、ちょっとむくみあるなと。
縦にこういうふうに。
これ思いっきり押さえちゃだめですからね。
ちょっと押さえた段階で、縦に扱いたり、横に弾いたりします。


私なら、この膝窩、念入りにとります。
ほんとにこのハム、初めに1番でやったやつ、すごく大切なんですけど、これもあくまで指標にしてほしいんですよね。
次のステップにいこうと思ったら、ここでとるっていうのも大切なんですけど、ここを変化を見る場所という観点でとっていく。
だからこういう膝窩の部分は、膝窩をしっかりとると。

腓骨筋

膝窩をとって、ここで腓骨筋を見ます。
腓腹筋の外。
これ4つ筋肉があるとこなんですけど。
ちょっと名前は、全部は忘れちゃいましたけど。
この4つの筋肉を、指節関節で引っ掛けて。これは引っ掛けたら、
こっちの関節指に動かします。


ガッガッガッと。
引っ掛けて、ガッガッガッガッ。引っ掛けて、ガッガッガッ。
あまりにここの外側強ければ、引っ掛けて、こいつも引っ張って、こいつも捻ると。
カウンターします。
で、ですね。あとでもう1回ちゃんと説明しますんでね。
ここで見るじゃないですか。
だいたい私ここで見て、ああ、ハムあるなと。
で、外側見えてる。
あ、これサイドにいこうかなと思うんですけど、いこうと思う前に、ここをまず見たほうがいいですね。
腓骨筋がどうなのか。

腓骨筋に癒着がなければサイドではない

腓骨筋に癒着がなければ、私はサイドじゃないなと思うんですよ。
こういうときに、ここでもう膝窩いっちゃいます。
ここを調整してみて、外側、ここ見ると、結構変わってることが多いんですよ。
と考えれば、サイドラインじゃないなと。
もちろん使ったあとで、ちょっと複合的に体がなってるパターンもあるんですけど。
いろんなパターンをただやるだけじゃなくて、そういうところを見ながらやっていくと、ちょっと楽しくなるかなと。
楽しくなるし、無駄がなくなるかなと。
概念は、あまり刺激をいれないっていう概念を持っといてほしいです。
お客様には、患者様には。
最後、これ一番また大切なポイント。

バックラインを外すのに梨状筋

バックラインを外すのに、梨状筋が一番早いです。
下肢の問題は。
梨状筋は、足を一番内に置いときます。
大腿骨の上ですね。これは、下にぐーっと沈めて、ちょっと外にずらしていきます。


ぐーっと。で、ベクトルを向こうにガッと捻ります。
これでロックができてるんで、あとはこれを振る振る。


もう1回いきます。この状態から滑らせて、滑らせて止まるんで、そっからベクトルを向こうに、反対側にぐっと変えます。
ここから、ターン摂取で振動を与えると。
まあこことれば、結構バックラインは。
ほとんど抜けますんで。いいでしょうか。

動画時間:10分00秒



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