肩を動かすときに痛みがある、夜中にずきずきと痛む方はいませんか?
そんな肩関節周囲炎を治療するために、「僧帽筋」と「菱形筋」にアプローチする方法をご紹介しますね。
この2つは普段から伸ばされる筋肉になりますので、縮めることで肩の動きを良くします。
モデルさんを使ってポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
どうも!土信田です。肩関節周囲炎の動画を配信していきたいと思います。
肩関節周囲炎に効果のある肩甲骨の動きを出すには?僧帽筋と菱形筋をアプローチ
今回注目したいのは肩甲骨の動きで
- 外転(肩甲骨を開く動き)
- 下せい(肩甲骨を下げる動き)
です。肩甲骨の動きがつかないと肩の動きに制限がかかってしまって、痛みが出てしまいます。
肩の「肩甲骨」に特化したアプローチになりますが、僧帽筋(そうぼうきん)の中部繊維と下部繊維、菱形筋(りょうけいきん)をどのようにアプローチするのかをご紹介しますね。
この2つの伸ばされている筋肉を縮めることで、肩の動きを良くしていきます。
僧帽筋と菱形筋はどうすればいいの?伸ばされる筋肉を縮むようにアプローチ
僧帽筋の中部繊維と下部繊維と菱形筋を3つアプローチしていきます。
「僧帽筋の上部繊維はどうなの?」というと、上部繊維は縮む方の筋肉になりますので、伸ばされる方をアプローチします。
- 僧帽筋の中部繊維と下部繊維を縮める
- 菱形筋を縮める
僧帽筋の中部繊維と下部繊維のアプローチ法は?
- 肘を90度に曲げる
- 肩を引くと背中がたわむ
軽く90度に肘を曲げた状態から肩を引いてくると、背中がたわみますね。
- 手のひらで背骨に寄せる
たわんだところを手のひらを使って、背骨の方に寄せてあげましょう。
位置がイメージできない方は、肩甲骨の下角(下のとんがったところ)を中心にアプローチをしましょう。
伸びきったものが収縮する形になりますね。
このアプローチをすることで、僧帽筋の中部繊維と下部繊維を同時に動きを付けてあげることができますよ。
菱形筋のアプローチ法は?
- 母指球を背骨と肩甲骨の間に置く
菱形筋は背骨と肩甲骨の間に母指球(ぼしきゅう)を置きます。
- 2、3回押し込む
置いたら肩を引いて沈めてきてから、背骨の方に引き寄せる感じですね。
前に腕を出して、寄せてきてから押し込みますが、あまり強く背骨の方に押し込みますと余韻が残りやすいので、菱形筋の回数は2,3回で良いです。
最初に言いましたけど、伸ばされているところなので、伸ばしたところを縮めてあげることで滑走感を付けるだけで十分です。
ぜひ一度やってみて下さい!
肩関節周囲炎のまとめ
いかがだったでしょうか?肩甲骨が正しい位置に来ることで
- 肩の動きを制限
- 肩の痛み
これらに対するアプローチをお伝えしました。使う筋肉は「僧帽筋」「菱形筋」でしたね。
僧帽筋の上部繊維に関しては短縮になっているので、ガッツリはがして頂きたいと思います。
中部繊維と下部繊維、菱形筋に関しては、伸ばされている筋肉になるので、そこを短縮できる状態へアプローチしましょう。
伸ばされた筋肉に対して縮む動きを付けてあげた後は、少し筋肉トレーニングなど伸ばされないような良い状態の筋肉にしてあげましょう。
猫背になったりとか、首がフォワードヘッドなどの姿勢不良の原因の一つになってきます。
今回は肩の痛みプラスアルファで姿勢の改善をご紹介しましたので、肩関節周囲炎には僧帽筋と菱形筋をアプローチしてみて下さい。
動画時間:4分57秒