肩関節周囲炎の原因が猫背にある場合、狙うべきポイントをご紹介します。
肩の外旋させるための筋肉の2つ
- 棘下筋
- 小円筋
を捉えて揺らします。ここが上手く使えないと猫背になり、悪化すると肩関節周囲炎を発症してしまいます。
ポイントは捉えて7回揺らすだけ!
応用テクニックについてもお話しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
土信田です!肩関節周囲炎に対するアプローチ方法をお伝えしたいと思います。
猫背の方が肩関節周囲炎になっている場合、肩を外旋させる筋肉を狙います。
狙う筋肉は「棘下筋」「小円筋」で、モデルさんを使ってテクニックをご紹介しますね。
棘下筋と小円筋のアプローチ?猫背と肩関節周囲炎の関係について
今から「棘下筋」と「小円筋」の肩の外旋筋のアプローチをご紹介します。
この2つが使えないとドンドン猫背になり、猫背から肩関節周囲炎へ移行していきます。
小円筋のアプローチは?肩を上げるところからスタート
肩を90度に外転させた状態で、肩甲骨の外側部の小円筋を抑えて、母指で捉える。
小円筋を捉えて肩を7回上げる!
そこから肩をギューッと上げていく。この動きを7回くらい。
小円筋の応用テクニックは?肩の内旋状態から外旋させる
これをちょっと工夫して、応用チックにやっていくにはどうすればいいかというと頭の方に立ちます。
小円筋を四指で捉えて、肩の内旋状態から外旋させていく動きを7回くらいやりましょう。
棘下筋のアプローチは?四指を置きます
棘下筋は腕をグーっと伸ばした状態から肩甲骨のすぐ下にある肩甲棘(けんこうきょく)に四指をベタっと置きましょう。
そこから肩を後ろに引いて頂くとテンションが高くなります。
テンションが高い状態で縦に動かす
肩甲棘を捉えた状態で縦に動かします。
これを応用チックにやると、小円筋のときと同じように内旋から外旋に持っていく動きになります。
このアプローチをすると肩の開きを作るために重要なアプローチになりますので、ぜひ臨床で使ってみて下さい!
肩関節周囲炎のまとめ
今回は外旋筋ですね、肩の小円筋と棘下筋はインナーマッスルでローテーターカフと呼ばれる筋肉の4つのうち2つになります。
ここが常に伸ばされた状態になる筋肉で、伸ばされた状態で内に入りっぱなしで後ろに引けない状態が続いてしまうと猫背になってしまいます。
肩を上げていくときに安定性がなかったりします。
プラスアルファで言うならば、小円筋、棘下筋にプラスして短縮している大胸筋のアプローチもしていくと、より猫背の改善に特化したアプローチになります。
ぜひ臨床でもお使いくださいね!
動画時間:4分48秒