背中を診るときの重要なチェックポイントを紹介します。
知っておくだけで、患者さんの悪い部分がすぐに把握できますよ。
背中の状態を確認して、癒着が酷いと呼吸が浅くなります。
体の回復力が落ちていることが分かりますね。
また背中の上部・中部・下部の動きがおかしいことで
体のどの部分に影響があるのか説明していますので参考にしてください。
詳しい動きや説明を見たい方は、動画もご覧くださいね。
背中のチェック方法は?癒着部分に注目する
背骨が皮膚まで癒着していると?かなり呼吸が浅くなる
講師:はい、背中の状態の確認。
皮膚まで達してる時、皮膚までですね。
三方牽引、クロスハンド、スキンロール。
それでこれが皮膚まで癒着が達している場合ってお話しましたけれども、こういう場合どうなっているかというと、かなりです。
かなり呼吸が浅くなっているという事です。
アラカワ先生、かなり呼吸が浅くなってるって言う事です。
今日言った中ではアラカワ先生だけが皮膚まで達しているかなと、私がみた感じだと。
なので相当状態が良くない。
ここをしっかりまずやってあげる。
呼吸がもっと浅くなると?体の回復力がダメになる
そうなってくると「結局はもっともっと浅くなって、体の回復力ダメになりますよ」とか何か色々話が出来ると思います。
ここは大切です。
呼吸が浅くなってるんじゃなくて、かなりです。
かなり呼吸が浅くなっているというふうに伝えてあげてください。
いいですか?
次、これから結構考えかたが少し変わってきた所ですけども、筋膜の癒着が背骨まで達しているかどうか。
これはさっきマニュアル施術で起立筋はがしをやった時に状態をちょっと見て頂きました。
上部・中部・下部っていう形で、前回も基本の時には三つに分けて話しました。
上部の動きがおかしい場合は?肩こりや高血圧
上部の可動性、動きがおかしい現象の場合は『肩こりや高血圧』があるパターンが多いかなと思います。
中部の動きがおかしい場合は?内臓疾患や内臓機能低下
中部は『内臓疾患』『内臓機能低下』が考えられる。
結構中部動きおかしい人おりますよ?
起立筋を見て、中部がおかしい場合は、内臓疾患があったり、内臓機能の低下がありますよという事ですね。
だからこれもどこの内臓かって言うのは流石にそこまで特定出来ないですけども、それもお客さんに伝えてあげてほしいんですよ。
「内臓機能がちょっと低下している可能性がありますね」と。
下部の動きがおかしい場合は?下肢や腰痛、腸の活動現象
それで最後下部ですね。
これが一応下肢の問題って言う形で基本ではお伝えしましたけれども、あとちょっと考えとしては下部は『腰痛』もそうだし、『腸の活動の現象』ですね。
便秘気味とか、食べてるものが悪いとか、そういうところに出てくる。
あとは『婦人科疾患』ですね。
それでパターンは下部に動きの現象が出てくるという事です。
結構見て行けば、顕著だと思いますよ。
皆さん、お客さんの体とか患者さんの体見ていくと、「この人やたらに上部がおかしいな」とか「やたらに下部がおかしいな」って、おかしい所が多分全部じゃなくて、どっかだと思います。
腕に問題があって背中に影響している場合って言うのは、例えば4番。
広背筋ですね。
背部中央の時は、アラカワ先生。
どうでしょうか、ラインは。
アラカワ先生:背部中央の場合。
講師:どこのラインが引っ掛かってるかわかります?
アラカワ先生:ラセン?
講師:そうです。
って言う事は5番目がサイドラインのラインの問題から出てきているなというふうに、背中のさっきマニュアル施術をした中で読み取って頂きたいなと思います。
これは口酸っぱく言ってるんで、皆さん大丈夫ですね。
うつ伏せで踵がお尻に付きますか?付かないとバックラインに問題がある
それでここが新たな見立てというか、うつ伏せの時に足もちょっと診てほしいんですよ。
足も、結局踵がお尻に付くかどうかって言う。
これは簡単な確認ですよね。
この時にくっつかない、もしくはこの時に背中がつっぱる感じがするとか言うかたも中にはいらっしゃいます。
それでそういう場合は、足、バックラインの下肢に問題があるって言う事です。
これ面白いほど変わりますから、これも大腿二頭筋のベーシックのテクニックがあるんですけれども、それのハイパーテクニックを使えば一瞬で取れます。
はい、これも後々って言うか今日やりますがね。
ちょっとまず確認の説明だけしていきます。
顎を上げやすいということは?骨盤が問題で姿勢が崩れている
首が原因で背中に影響を出している場合って言う説明ですけども、例えば今皆さんから見て左側ですかね。
顎を上げている時に、逆に言うとこれがやり易いって言う人いますよ。
やり易いって言う人はどういう状態かって言うと、こういうふうな形がやり易いって言う事は、こうなりやすい人ですね。
こういう人です。
という事は、これ姿勢が崩れてるって言う事で、骨盤です。
骨盤の問題が、姿勢が崩れているのかなっていうふうに見立てて欲しいんですよ。
ベッドにおでこが付きやすい方は?背中に力が入って噛みしめてる
顎を引いた状態。
これが要はベッドにおでこが付きやすいかたっていうのは、どういうパターンかと言うと。
キムラさん。
キムラさん:背中に力が入って噛みしめている。
講師:正解です、ドンピシャリです。
なので、噛みしめてる人はこの体制が多分楽に出来る。
逆に言うと、逆説も考えてるんですけど、このやりかたがこの体制にすると、逆に言うと背中が辛いって言うパターンも出てくるんですよ。
このパターンでね。
こうなった時にこうやると「ちょっと背中が痛いわ」と、「肩甲骨の内側が痛いわ」となった場合は逆に考えて、姿勢が悪いからこの体勢がちょっとしんどいのかなと。
こういうふうにするとちょっとキツくなるって言うと、逆言うと骨盤を調整してあげるほうが良かったりもします。
背中の検査のまとめ
色々、あくまでこれは指標にする所ですから、やり易いやりずらさと言うのも、ある程度見ておいて、判断材料にしてもらえればいいかなって言うぐらいでいいかなと思います。
そういった時にどこを調整するのかって言う所を今からちょっとやっていきたいと思いますので。
顎が上がるとこうなる、下がると噛みしめてるって感じです。
呼吸が浅くなっている事で、背中にどう影響しているか。
これもプランクで座った状態ですよね。
座った状態で肋骨に指が入る?これで呼吸の浅さが分かる
こうやって座って、座った状態で肋骨にちゃんと指が入るのかどうか?
グーッと。
全然入ってないですよね、指。
分かります?こういう状態の人。
こんなのお客さん・患者さん座ってもらってて、確認すぐ出来るじゃないですか。
「ちょっとこれ、入ります?」とかやるだけでも、呼吸の浅さって言うのが見れます。
うつ伏せで肋骨を締めたとき弾力がない?呼吸力が落ちている
こっちもうつ伏せになった状態でちょっと肋骨をサイドからちょっと軽く締めてみる。
軽くですよ?思いっきり締めてないですよ。
軽くこういうふうな弾力性を診て弾力性がなければ、これもやっぱり呼吸力が下がっているなって言うのを確認出来ます。
いいですか?
ここまでが一応状態の確認です。いいですか?
じゃあ今何とかこういう状態こういうふうに確認して、これがなかったらこれですよって言うのを今からテクニック。
新しいテクニックですね、お伝えしていきたいと思います。
動画時間:9分57秒